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主な施工の内容と費用

耐震工事のメリットは、予算に合わせてグレード設定が可能であること。バランスの良い補強材の配置が、コストを抑えてくれます。耐震工事を施工する箇所は基礎、壁、その他と大きく分けて3つあります。それぞれどのような工事を行うのか、わかりやすくまとめてみました。

耐震リフォームの施工内容~基礎編~

耐震工事において最も重要と言えるのが基礎の補強です。家は基礎の上に建っているのですから、この場所が弱いと、地震に耐えられるはずがありません。

築30年経っていない家では当たり前のようにある基礎を形成する鉄筋も、旧耐震基準の時に建てられた家には入っていないことが多いと言われています。

もちろん、年月の経過による地盤沈下などで基礎が埋没してしまうことや、基礎自体にひびが入ってしまっていることもあるのです。

そんな基礎を補強し、耐震性を高くするための方法を2つご紹介します。

  • 炭素繊維シート工事
    無筋、鉄筋コンクリート造の基礎に炭素繊維シートを貼り付ける方法。鉄の10倍の強さがある錆びない素材です。既存のひび割れ進行を抑制、今後のひび割れを低減させる特徴があります。
  • 基礎の沿え打ち工事
    既存の基礎に一体化用の鉄筋を打ち込む方法。無筋コンクリート造の基礎や、ひび割れのひどい基礎の補強にオススメです。

基礎の耐震工事の費用相場は、約100万円となっています。 

耐震リフォームの施工内容~壁~

家の耐震工事をする際最も多く行われるのが、壁の工事です。壁を強化することで、家全体の耐震性を高くすることができます。実際によく用いられる方法を以下に紹介しています。

  • 筋かいを入れる
    壁にある柱と柱の間に、斜めに角材を入れる方法です。
    地震の際、家が横に揺れようとする動きに抵抗してくれます。

壁の耐震工事の費用相場は、25~100万円となっています。

耐震リフォームの施工内容~その他~

基礎と壁の工事以外にも、耐震リフォームの対象になる場所があります。以下にピックアップして紹介しているので、参考にしてみてください。

  • 結合部
    結合部の補強は、とにかく金物でしっかりつなぐこと。木材同士を金物でつなぎ、しっかり固定する方法。さまざまな形の金物や、釘、ねじを組み合わせて、つなぎ部分を強固にします。
    費用相場は約40万円です。
  • 屋根
    30年以上前に建てられた家は、そのほとんどが瓦の重い屋根が使われています。
    屋根が重いとそれだけ建物全体に負担がかかるため、屋根に強いこだわりがないのであれば、丈夫で軽量な屋根に取り換えることがオススメ。
    費用相場は約120万円です。

東京の耐震化助成制度を利用して工事費用を抑えよう

耐震リフォームは、地方自治体の助成金制度を利用することができる場合があります。地域によって助成金の利用範囲、限度額が異なりますのでよく確認することが必要です。

ここでは、東京都の耐震リフォームに関する助成金の詳細をウェブサイトで参照しながらご紹介しましょう。

参照元:東京都 耐震ポータルサイト

中央区の場合、障害者高齢者と旧耐震基準の建築が対象

市区町村によって基準や内容は大きく変わってくるので、事前にしっかりと調べておく必要があります。助成金について詳しく知りたい場合には、自治体の役所で詳細に案内を受けることができます。

中央区の場合、助成金付与の対象者は障害者高齢者の方、旧耐震基準の建築物が対象となります。

また、建築物の特徴によっても利用できる助成制度は異なります。木造建築物とそうでない建築物に関してなど、対象が異なるのでよく調べてみましょう。

1981年以降の耐震基準に満たない建築物は助成金対象になる傾向

耐震リフォームの対象になるのは、比較的古い建物で1981年以降に設けられた新耐震基準を満たさないものであることが多く、そういった物件の主な所有者が高齢者である傾向が強いために、このような助成金の対象基準が設けられていることが考えられます。

耐震工事を検討する上での見積もり段階でも費用が掛かる場合がありますが、その時点から助成金を利用して施行することも可能なので、地域自治体の担当者とよく相談してみましょう。

助成金を受け取るまでは、リフォーム工事費の立替が必要

上記でご紹介したように、まずは助成金制度の対象になるのかを地域の自治体で確認することからはじめましょう。その後、対象の建築物に対しての調査を受けることになります。

そして調査が行われた後、対象であると判断されれば助成金の申請をします。この調査に関しても助成金を受け取ることができます。

そうしてリフォーム工事の開始と共に、改めて助成金の申請をしていく流れになります。一般的には最終的に工事が完了した後、こちらの助成金を受け取ることになりますが、助成金の受取方法やその時期は地域によって異なるので、よく確認することが必要です。

支払額の立替をして、後から助成金を受け取る流れが多いようです。立替が難しい場合には別の制度が利用できる可能性もあるので、該当する場合にはこちらも併せて助成金申請時によく自治体の担当者と相談してみましょう。

耐震補強をすることは物件の価値を上げることになります。安心安全を求めた施行が結果として資産の拡大にもつながるので、助成金制度の対象者や対象となる物件を所有しているのであれば、大いに利用価値のある制度でしょう。

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